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2012年03月29日

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!

2007年3月14日(水) 07:30 ▼コメント:11件


中札内納豆工房
 北海道河西郡中札内村大通北6丁目20
 ℡ 090-9520-8132 FAX 0155-36-0300

 参考記事
十勝めーる[中札内めーる]2006年5月8日の記事 中札内に工場整備 はとむぎ納豆本舗
冷凍えだまめの輸出事業への取り組みと課題~北海道 JA中札内村の事例分析~

トップ画像は、『えだまめ納豆中札内村みどりのひぐま』30回かき混ぜ後。


これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!



 ワタシ、豆食べるの大好きでございましてね。枝豆とかそら豆とか、あったらあるだけ食べてしまうという。別腹というか、別口というか。飽きないんですよねぇ。

 納豆もですね。ご飯にかけるというよりも、そのまま食べてしまいます。30回以上はかき混ぜて、糸を一杯にしてから、出汁や醤油を入れてさらに混ぜる。あれ、糸が身体にいいんですよぉ。

 ネギや卵黄は入れないことが多くなったなぁ。

 そして、そのまま食べてしまったり、キムチを混ぜたり。毎日でも全然ヘーキですね。そーいえば、決まった銘柄を毎日食べるって人いたなぁ。


これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!
ナカタ食品・雪温熟成えだ豆


 先頃の記事でも紹介したのが、帯広・ナカタ食品 さまの「雪温熟成えだ豆納豆」でございます。美味しい納豆なんです。農水大臣賞は伊達ではありません。


 でもね、ワタシ違和感あったんです。「えだ豆なのに緑色ぢゃな~い」って。ところがですね、見つけたんですよ。『翡翠色』に輝く納豆を。それが、これ「えだまめ納豆中札内村みどりのひぐま」。


これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!
枝豆用大豆「大袖の舞」使用

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!
 中札内納豆工房の島崎さまによると今回のは少々失敗作。納豆菌のコロニーが多くでき過ぎて、納豆の表面が白っぽくなってしまっています。ほとんど手造りなものですから、なかなか製造が安定しないんですって。そこがかえって、安心感に繋がります。味にはほとんど影響しません。


これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!

それでも、丁寧にかき混ぜて参りますとね


これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!

ホラこの通り、綺麗な翡翠色が現れます


 普通、納豆を作るために圧力釜で短時間煮るか、3時間かけて蒸すか、が必要です。その過程で葉緑素が失われてしまう。それで枝豆の愛すべき緑色が消えてしまうんですねぇ。そこで試行錯誤の結果、30分の蒸しであれば、葉緑素が消えず納豆にもちゃんとなる、ということがワカったんですって。

 味わってみました。えだ豆使用ですから、大粒です。納豆独特の風味が口の中に拡がって後、えだ豆の味がしっかり舌に残ります。不思議な感じですよぉ。「おぉ、えだ豆だぁ」

 今回失敗作のせいなのか、どうなのか。それはまだ確認していないんですけど、独特の香りが凄い強くて、納豆嫌いの方はそれだけで難しいかもしれません。でも、味はいいんで、ワタシはペロリと。「もっと、くれ」

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!
枝豆用大豆「祝黒」使用


 コチラは「黒えだまめ納豆中札内村くろいひぐま」。JA中札内村の「そのまま黒えだ豆」は有名ですよね。ちょっと黒くて、味わい深いえだ豆。アレを使用した製品です。お味は納豆にすると、そんなワカリませんでしたけれど。


 元々島崎さまは「はとむぎ納豆」を19年前から作っていらっしゃる方。なんで「はとむぎなの?!」というとお嬢さんがアトピーで苦しんでらっしゃって、好物の納豆と漢方で肌にいいってされているハトムギをあわせてみたら、という発想だったんですって。

 原料は無農薬、無化学肥料、堆肥栽培の大振袖大豆、ハトムギはアレルギーに優しいとされるうるち系品種。圧力釜でなしに、わざわざ時間をかけて蒸し器を使うのも「量より質」を優先させるため。

 この思想は全ての商品に共通しています。

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!
 「身体によりよいものを」という発想のもとで、納豆の容器も発泡スチロールを出来るだけ避けて、紙製を使用します。コストは全然違うんですって。もちろん紙製がお高い。

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!

これこそ『えだまめ』納豆だ/中札内納豆工房がエライ!
 契約生産された十勝産大豆使用の「清流札内川なかさつない村納豆」も味わってみました。これはもう、通常の「うまぁい」納豆ですよ。中札内での生産にこだわる理由は「水」。村内でも場所によって異なるらしいんですが、「重蔵とうふ」の米山食品さんの水に惚れ込んだんですって。


 どの納豆も現状ほとんど手造り。家族労働で生産しているようなんですが、1日千個が限度だそうです。道の駅なかさつない、か中札内村農協で購入されるか、郵送ですって。島崎さんに直接お問い合わせくださいね。価格は2個セットで210円かなぁ、と。新聞には4個セットって出てたんですが。

 とってもコアな生協、「生活クラブ生活協同組合・北海道」 って存在をつい先頃知りました。想像するにワタシの宿敵コープさっぽろ、に飽きたらなかった方々が分離独立されたのではなかろうかと。

 丸ア サンワ食品の中札内産そのままえだ豆使用の「えだまめ納豆」 も扱っているようですね。

 コープさっぽろ・トドックの利用料が値上げされる見通しなんでしょうか。「生活クラブ生活協同組合・北海道」は札幌・釧路以外の地域のためにネット販売 も行っているようです。

 配送はクロネコヤマトを使うようなんですけど、料金意外に安い(200~500円)。大量購入される場合は、気にならない程度かも知れません。



コメント(11件)

03-14 07:46
おさるのかぐや彩優木
私も「わたなべ」の納豆や、せいきょうの「そのまんま枝豆納豆」の愛用者ですが、この『翡翠色』は美しいですね。

この色のまんまの納豆は初めて見ました。
凄いです!

すごい、こだわりが感じられました。
私も一度食べてみたいわ~。

03-14 08:36
端野 萬造
>おさるのかぐや彩優木さま
 かき混ぜていくうちにですね、徐々に翡翠色が鮮やかになっていくんですよ。なんか感動的でしたね。大袈裟ですかね。あはは。

 さて、こんな取り上げ方になることは全然想定しておりませんでしたけど、次の記事は生協ネタでございますよ。

 やっぱり、なんか因縁あるんだなぁ。

 島崎さんの考え方はですね、「味よりも、身体にいいものを」だそうです。「うちのより旨い納豆は他に一杯ある」とも。

 はとむぎ納豆なんか食べると、とっても元気が出るんですって。

03-14 09:18
kaduriye[URL] @asahi-net.or.jp
高くても一度は味わってみたいですね。
今度中札内まで行ってみます♪

03-14 18:48
端野 萬造
>kaduriyeさま
 是非是非。はとむぎ納豆があれば、レポートしていただきたいなぁ。恐らくですねぇ、ソンナ高いことないハズです。

03-14 19:08
zawa* @bbtec.net
おいしそう~♪ッス!!!
いつも特売の納豆(しかし、タレはついてるやつ)
しか買わないので、十勝の美味しい納豆・・・という発想、まったくなかったです・・・恥ずかしい・・・
ぜひ、食べてみます!

私は納豆、「ぜんぜんかき混ぜない派」です。
萬造様にしてみれば、邪道極まりない輩ですね。
あと、うちの実家では
「醤油、卵の黄身、砂糖」を
入れて、ぐっちゃぐちゃにかき混ぜていました。
そこにネギが入るのですが、
はっきり言って私は、大好きなネギが入っていなければ、大嫌いなメニューになっていたでしょう。。。

甘い納豆なんですよ!!!
ギョエー!!!

03-14 20:05
端野 萬造
>zawa*さま
 納豆の世界でとっても有名なのが、富良野の富士食品さんのなんですよぉ。これがすっごい美味しいって言われてるんです。全国的には。

 ワタシ、ダイイチで買ってみたことあるんです。どんなに旨いのか、と期待一杯で。でもね、十勝のそこそこの納豆食べてるとそんなに差はないなぁ、と思います。

 卵黄入れると絶対美味しいです。葱も。でも、味の判定つかなくなるんですよね。ニンニク使うとなんでも旨く感じるのと同様。別に邪道でもなんでもない。ワタシだって、そうしたいけど。

 昔、実家で食べていた頃は砂糖も入ってました。別に不思議に思ったことはありません。当然でしたよね。ただ、全国的には珍しいんですって。

http://weekend.nikkei.co.jp/kiko/20030513s865d000_13.html

 糸を引きやすくするみたいですね、砂糖は。

 あぁ、貴女は葱好きでしたものねぇ。葱納豆のお好み焼きなんて、いかが?

03-14 22:16
いくぽん @plala.or.jp
萬造さま。我が家も約1名を除いて
みんなダイスキです、納豆。
うちも何にもいれないですね、卵やらなにやら。
実家では卵やネギ入れてましたが。

砂糖・・・ですか?
関西の友人が砂糖を入れて食べますが、
関西系の食べ方なんでしょうかね?

03-14 22:28
端野 萬造
>いくぽんさま
 上のコメントでリンクした記事の中頃に、「納豆に砂糖入れる、入れない」の全国地図が出てございますよ。関西は入れない地域のハズ。

 そのご友人が特別なのかも知れませぬ。

 子供の頃、納豆トーストを朝食で食べた記憶があるなぁ。バター塗って納豆のっけて、二つ折りにして、カブリつく!!

 旨かったよなぁ、アレ。

03-15 09:18
cask
知りませんでした。
私、渡部納豆から浮気したことないんです。

非常に興味ありますね。

一時期、納豆作りに嵌った時期もありまして。

発砲スチロールの容器は勘弁ですね。
渡部を食べたら、紙じゃないと許せなくなりました。

小学校時代の記憶から既に渡部、さて渡部との比較はどうなのか?
期待して購入してみます(・∀・)ニヤニヤ

03-15 23:05
zawa* @bbtec.net
ネギ納豆のお好み焼き・・・!
おいしそうですね!じゅるる。

砂糖は糸をひきやすく。。。
たしかに、すんごい糸っていたような・・・?

03-16 22:43
端野 萬造
>caskさま
 昨年の5月と12月に北海道新聞さんは、はとむぎ納豆もえだまめ納豆も記事にしておりましたね。

 しっかし、貴殿は食の求道者。味噌だけぢやなくて、納豆もかいっ!!!って感じですわ。

 納豆の成り立ち考えますと、「わらづと」が基本でございますれば、発泡スチロールなんぞとんでもない、ということになるんでしょうな。

 島崎さまいわく、「納豆にとってよくないないものは、人間にとっていいハズがない」と。

 味については、渡部納豆に軍配があがっても島崎さんは揺るがないでしょう。「味より、身体によいものが大切」

>zawa*さま
 お好み焼きのきしゃぽっぽ、というお店が西22南4にございます。むかぁし、旧店舗の頃には納豆お好み焼きがメニューにございましたね。

 生葱の辛味と熱を加えられた葱の甘さが渾然一体となった味わい。そこに納豆のなんともいえぬ食感と深み。想像するとヨダレでますわね、ほんと。

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Posted by きむらまどか at 06:27│Comments(0)デザートと酒と/喰全般
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