2007年3月15日(木) 00:00 ▼コメント:23件
さぁさぁ、すっかり恒例非掲載記事。好き勝手なこと書いて、読んでいただけるなんてぇ、嬉しいなぁ。
今日はペン吉とキティちゃんに会えるかしらぁ。お昼に映画観るか、ふくべの広東麺食べるか、まだ決めてない。あなたなら、ドッチ?
メイン画像見て、ワカル方いらっしゃるかしらね。まぁ、タイトルあるしね。
またいつものように賢夫人がですね、「
お試し価格だったから、買ってみた」とワタシにネタをおサゲくださいました。
コープ
さっぽろのトドックをご利用になった方はご存知でしょう、「お試し価格」を。新製品やなんかで、取り合えず試食代わりにお安くしますよ、という販促(ハンソク:販売促進)ですね。
しかも今回のこの商品「白いプリンde北海道 貫田シェフ特製」はトドック限定商品です。店舗に行っても買えません。
北海道のどこでも買えるけど、誰もが買えない、という不思議商品。
早速味わってみましょう。うぅむ。これはプリンなのか? ただの
ゆるい牛乳ゼリーなのでは? 確かに原材料は「生乳、砂糖、ゼラチン、寒天」のし!!! そういう味なんですよ。
「この味のどこが、貫田桂一シェフやねんっ!!! ドツクでホンマ」
貫田桂一シェフは、ホテルクラビーサッポロ の料理長として北海道内では著名ですよね。地産地消の推進役としての活動でも知られています。
その貫田シェフ、14年勤めたクラビーサッポロをお辞めになったんですって。会社の早期退職制度をご利用になられたらしい。
野菜についている土を舐めて、その野菜の産地や特徴を言い当てることができた貫田シェフ。いい意味でも悪い意味でも気になって(←ワタシのようだ)、いたので、中堅の料理人の方に印象を伺ったことがあります。
その方はシニカルな笑みを浮かべながら「たとえ無農薬有機栽培の土であっても、口にするのは危険だよね。私は絶対やらない」と。「料理人には二通り。マスコミに出ちゃう人と出ない人」
早い話がマスコミによく登場されたり、アチコチで講演されるような方は現場を離れてしまうわけです。それって、責任ある料理人の行動って言えるのか、と彼は続けました。
「自分の料理を味わって欲しい」が
料理人の原点ではないか、と。
この会話は貫田シェフが退職されたのを知る前のことです。ワタシ、今思います。貫田シェフ自身苦しんでいたのではないかと。
本来料理人であった彼は、職務に熱心であったゆえに畑や海で見向きもされなかったような食材に光を当てました。安いコストで納得いく料理を作り出す。これがフレンチのある意味
真髄なのです。
ところがその行為が脚光を浴び、アチコチにしがらみが増え、現場を離れる機会が増えます。そしてホテルは看板シェフの名前を離そうとはしない。
自分の作品ではないものが、自分の作品として流通してしまったら、真面目な人であればあるほどマイってしまうでしょう。
その状況に嫌気がさして、会社の制度を利用せざるを得なかったのではないかと。勝手な解釈ですけど、よくあるハナシでもあります。
貫田シェフにとっては、本来あるべき料理人としての矜持を取り戻すために止むにやまれぬ行動だったのかも知れません。
そして、人のよい貫田シェフの名声に寄りかかった製品で商売しようというのがコープ
さっぽろなんでしょうね。
確かコロッケかなにかも、貫田シェフの名前付けて販売してましたね。
ちなみに今回の「白いプリンde北海道」の価格は4個で396円。これ、お試し価格ですからね。一個当たり94円ですよ。通常価格はオイクラなんでしょう。
いいですか、繰り返しますけど原材料は「生乳、砂糖、ゼラチン、寒天」。お菓子作られる方なら、原価は大体想像つくでしょう。
そして、忘れてはならないのは「白いプリン」を普及させる目的のひとつが生産調整クラっている牛乳の消費拡大にあるということ。
今回の
ヤリクチが本当に牛乳の消費拡大につなげる
生活協同組合としての行動と判断といえるのか、とワタシは疑義を挟みたいですね。
白いプリンひとつでも、随分深く掘り下げられるものだよなぁ。自分でも感心するよ、ホント。
毒の吐き方にも色々ですな。ほほほ。
コメント(23件)
03-15 01:33
いくぽん @plala.or.jp
シェフが泣く・・・。
しかし萬造さんの「ドツクでホンマ!」
生で聞くと迫力あるんでしょうねぇ・・・
(・∀・)ニヤニヤ
03-15 05:07
端野 萬造
>いくぽんさま
貫田シェフがどのようにお感じになられているかは、まさに想像でしかございません。
「ドツクで・・・」のイメーヂはやはり故横山やすしさまですが、あの方も輝きながらも悲しい人生を全うされましたね。
ワタシのはヘラヘラしながらでしょうからねぇ。
今んとこ、あしあと2名でございましたぁ。アクセス112もあんのにねぇ。うむむむむ。
03-15 06:12
おさるのかぐや彩優木
これは私も食べたけど、ちょっとがっかりしたかも。
フツーのミルクプリンだもんね・・・
03-15 09:12
cask
おはようございます。
私、まずは原材料を見ます。
見た時点で糸冬 了でございます。
買って試した萬造様は、チャレンジャーです。
さて近い内にカレーの記事を書きます。
カレーといえば近い内に、裏インデアンなんてご一緒にどうですか?ブログには書けませんが、面白いですよ。
03-15 11:14
taka
以前一度、ご本人を前にしていただいたお料理、
恐る恐る本音を言えば、全く印象に残っていません(笑)
お話をお伺いしていると、
素材については本当にお詳しいし、
ずば抜けた舌をお持ちであるという思いは常にあり、尊敬申し上げておりますが、
お金の話にも強いので、私の中では「食プロデューサー」という印象です。
きっと退職は大正解で、今後は貫田氏がおやりになられる、新たな食の提案を期待しています。
おそらく貫田氏が先に鍛えたい市場はマスのなのですね。
そこを攻略したら、小さなマーケットにも戻ってきて欲しいですね。
03-15 23:03
zawa* @bbtec.net
う~む・・・さすが萬造様・・・
プリンの記事かと思いきや
読み進めてゆくうちに、
あんなことからこんなことまで・・・
でも、なるほどなあ!と頷いておりました。
プリンは、あまり好んで食べませんので
買う機会はないかもしれませんが、
猛烈印象に残りました!
トドック白いプリン・・・
03-16 01:28
いくぽん @plala.or.jp
やすしさん風ですか、なるほど・・・。
先日、学生時代の萬造さまを「知っている」という方に
お会いしました。
その方の、萬造さまの印象・・・→「大江千里に似てた」
う~ん・・・
03-16 19:25
ミクロスゾーンたっかめ
→「大江千里に似てた」
う~ん・・・・。
03-16 21:01
月水
私はトドックも生協も利用してないのですが
トドックのトラックを見るたび「トドックぅ~♪トドックぅ~♪」と口ずさんでます
今度から萬造氏を思い出しながら「トどっくぅ(毒)~♪」と歌うかもwwwwwwww
冗談です
03-16 22:56
端野 萬造
>おさるのかぐや彩優木さま
フツーのミルクプリンだなんて、そんな。
牛乳寒天でございますればぁ。
>caskさま
だから、買ったのはワタシではなくて、賢夫人ですがな。でも、本人も味わって後、ブチブチ申しておりましたね。「カネ返せ」と。
伝説の「インデアンカレーcask特製」プレゼンテッドバイ東4条店でございますね。是非お付き合いさせてくださいませ。
今日行った焼肉屋は凄かった。肉ばっかりタラフク喰ったのに、腹に全くモタレれていない。肉がいい、炭がいい、なんでしょうね。
>takaさま
キャ~。それを言ってしまわれるのは十勝広しといえども、貴女だけでございましょうよ。でも、「残しちゃったの、私」と他でも仰る方がいらっしゃいますれば。
「食プロデューサー」といえば、この方と仲良しのようでございますものね。
http://www.otonanoiitabihokkaido.com/hiroblog/2007/02/06/
ま確かに、「お金はダイヂ」でございますねぇ。
03-16 23:22
端野 萬造
>zawa*さま
まぁ、ワタシのブログ上での発言を真に受ける必要はございませんてば。真っ当なコトを語っていらっしゃる「気」になっている方とは一線も二線も画している、というツモリはございますが。
ま、ワタシの世迷いごとなど相手にされないほうが、平和で穏やかにツツガなく暮らせるでしょうね。その時点に限ってわ。ほほほ。
>いくぽんさま
大江千里に似てるって、仰った方。アルバイト先の生徒さんであったのだろうと想像いたします。確かにあのライン狙ってましたからね。レコードもCDもかなり持ってますよ、ワタシ。
印象深い歌詞一杯ありますけれど、一番はコレ。
やさしそうなふりをして キズつけている
なくしそうなふりをして もらいすぎてる
聞きそびれたふりをして 聞きすぎている
以上『昼グリル』より
>ミクロスゾーンたっかめさま
だから、貴殿のご存じないワタシもいるのですよ。加えれば「印象が似てた」に過ぎませんからぁ。
「十人十色」でございますれば。
>月水さま
とっても酷い冗談でございますれば、「と毒ぅ~♪」。
あら、「またきますゎ」って「カオリスト」のほうではなかったのね。
03-16 23:28
Mari
非掲載記事も!しっかり読ませて頂いてますよ。
一つのものに係わってここまでお書きできることに
感銘しています。
たかがプリン、されどプリンでございますね。
私はこのような商品を見たときに、
製造者・販売者などを確認し、
そして、著名な方の名前を頂いて販売してしまう事に
『がっくり』です。
私は特に今回、係わっている方のお名前を見ただけで
どんな味のものなのかさえ想像できてしまいますw
03-16 23:51
端野 萬造
>Mariさま
まぁ、よくアル「筆が滑った」ってやつでございますよ。いいんぢゃない。おもしろければ、貴女のように許していただける。
多分。
なるほど、そういった意味においては役者が揃ったといえるのでしょうね。それにしても、貫田シェフ自身も旗色ズイブン悪いなぁ。
03-17 00:38
mari
萬造さま
そうですね、ちょっと堅かったです。。。
はい、意外性があれば許します(笑)
本当は、あれ?これはいつもと違うというように
その部分を裏切ってくれるのを密かに期待して
いるのです。
牛乳拡大にはみなさんどうやっていいものか
頭をひねっている部分でしょうし。。。
ただ、もう次の事考えないとならないでしょうね。
03-17 06:29
端野 萬造
>mariさま
あら、字体変えられましたのね。"marie claire"を想起してしまいましたですわ。
密かな期待でございますかぁ。う~ん。自分でオモシロく読めるかどうか、が最大の基準なんで、それが読者の意向に沿ったものであれば言うことないのですが。
停滞・安定はワタシの望まざるところ。ところが、それは甘美な世界。
チーズにしても、豆類にしても多彩な食べ方がありますからね。それを確実に啓蒙して裾野を拡げていくのが、結局近道。「急がば回れ」なんですがね。
03-17 07:18
zawa* @bbtec.net
萬造さま、大江千里・・・
そ、そういえば、どことなく・・・!
私は「君と生きたい」が、好きです。
あ!でも一番は「Rain]かも!!!
03-17 08:10
端野 萬造
>zawa*さま
また朝も早ぉから、そんなことぉ、でございますよ。まさに「どことなく」ですね。
「君と生きたい」もいいですねぇ。
悲しまないで きみを責めないで
真面目に生きているのに悩まないで
(中略)
きみに逢えてから本当の孤独が
優しさにあると知ったよ
きみに逢えなくて夢中で生きたら
ぼくは前よりなくしてばかりいる
(後略)
「Rain」は賢夫人のフェイバリットだったはず。
(前略)
別々に暮らす 泣きだしそうな空を
にぎりしめる強さは今はもうない
変わらずいる心のすみだけで傷つくような
きみならもういらない
(後略)
せつないですよねぇ。この曲のプロモヴィデオはですね、コーラスの女性二人が薄紫のスーツを着用して、静かなステップを踏みながら千ちゃんの後ろで唄っていました。印象に残っております。
初期の大江千里語らせたら、一時間コースでしょうねぇ。
03-18 21:00
zawa* @bbtec.net
きゃ~やっぱり歌詞が最高です!!!
小学6年生のころは、千里様と結婚したいくらい好きでした・・・!
実はプロモーションビデオは、「We are traverng band(でしたっけ・・・)」くらいからしか見たことないんです。
Rainの見てみたい!!!
槙原敬之がカバーしてるのご存知ですか?
また、マッキーバージョンも、なかなかでございます♪
あと、Youとかたまに聴くとテンション上がります。
グローリーデイズとか、昔はカセットが擦り切れるまで聞きましたが、
実はCDで持っていないんですよね。
当時、レンタルでダビングしていたお金のない私・・・
大人買いしたくなってきました♪
03-18 21:48
端野 萬造
>zawa*さま
貴女のお陰で、ココンとこ千ちゃんばっかり聞いてます。今は”OLYMPIC”を。
あはは、むかぁし、ビデオが家にナカッタ頃ですね、千ちゃんの初ビデオを購入。わざわざmegumiさまの家で観た記憶がございますよ。今でも持ってます。
「十人十色」がフーチャリングされたビデオなんですけど、当時アルバムで聴けなかった「ロマンス」(編曲が小室哲也!!!)が入ってました。
渡辺美里に書いた、「夏が来た!」もいいですよねぇ。
今、ウィキしてみたら、「大人ポップ」のことも想い出しました。コンサートでしか唄わない曲なんです。NHKでスタジオライブしたことがあって、それを録音しましたね。
マッキーのカバーはウワサに聞いたくらいですね、そーいえば。これもセツナそうだなぁ。
「進めパイレーツ」だとか「ストップ!!ひばりくん!」の江口寿史が千ちゃんのファンだって、ご存知でしたぁ? YMOファンでもあるトコがワタシとの共通点ですね。
”red monkey yellow fish”もモチロン持ってますけど。ワタシにとっての「リアル」な千ちゃんは"
1234"で終わったと思ってますです、はい。一番売れたのは”APOLLO”だったりしますけど。
今になって聴き直しても、いいですね。
03-19 16:24
zawa* @bbtec.net
そうですか!megumiさまのお宅で・・・♪
私はよく(今の)お宅にお邪魔しまして
ato君にガブガブされております☆
一番売れたのがAPOLLOなんですね!
red monkey~とかだと思っていました!
マッキーのカバーも、是非聴いてみて下さいね。
萬造様は、「邪道だ!」っていうかなあ。笑!
03-19 22:18
端野 萬造
>zawa*さま
atoね、暫く撫でてない。
郷ひろみがね、紅白で千ちゃんの曲唄ったのご存知ですかぁ? 曲名は”Cool”。
君の全てと僕の全てと
激しくなる程月並み過ぎる
ねぇ~。千ちゃんっぽいでしょぉ。12インチシングル盤で出たんですけど、ワタシ持ってるんです。A面はなんと英語バージョン!! 千ちゃんの詞を英語に訳して郷ひろみが唄うんです。もちろん紅白は日本語オリジナルでしたけど。
個人的には、光GENJIの太陽がいっぱい、よりも大御所HIROMI GO が選んだ、というのが評価高いんですよね。
しっかし、プリンから何故にこのやうな展開に。
03-20 21:39
zawa* @bbtec.net
え!GOさんが・・・!
知らなかったです~
光GENJIのほうは、知っていました♪実はファンだったので・・・!
歌詞が、千里さんっぽいですね!
すみません、話がどんどん逸れていったのは、私のせいです。汗!!!
03-21 07:08
端野 萬造
>zawa*さま
実はこの遣り取り、ここにコメントされてる登録ユーザー諸氏に通知が入ってるって、ご存知でしたぁ?
まぁ、いいや。呆れられているのはいつものことだし、千ちゃんのこと、再確認するいい機会でしたね。
うわぁ、出たね、カミングアウト。まぁ、ワタシが千ちゃんファンだった、というより全然フツウですけれども。
でもね、ワタシが千ちゃん認識したのは、洋楽雑誌「ロッキングオン」なんですよ。当時は「ロッキングオン・ジャパン」が未だ創刊されておりませんでね。
YMOのライブでギターを弾いていた故・大村憲治がプロデュースしたということに興味を持ったのがはじまり。
「千里、オマエは真面目にポパイポパイしてればいいんだ」
ポパイは言わずと知れた雑誌の名前ですがね。当時は一世を風靡中でございました。ワタシはホットドッグプレス派でございましたけれど。
聴いてみて、詞の内容にハマってしまったという。まさに「男ユーミン」ですね。ワタシ、今よりずうっと細かったので、千ちゃんぽかったんですよ(笑)。それでチョット意識した演出でバイト英語講師をしていたワケです。
ま、コンナとこでしょうか。