小熊のひしゃく

きむらまどか

2012年01月18日 06:12

2006年10月6日(金) 04:14 ▼コメント:18件





 塾生が帰った後の、ひんやりとした教室で受話器を置いた。本部長の固い口調が耳に残っている。明朝一番で出勤し、頭を垂れることになるのか。きつい口臭と共に吐き出される、罵詈雑言の嵐に耐えるのはもう嫌だ。
 小豆と南瓜を煮て待っているからね、と出掛けに冴子が声を掛けてくれた。痩せたせいか、ここ数年、風邪を引き易くなった圭市を気にしている。ありがたい。でも、真っ直ぐ家に帰る気分にはなれなかった。

 初めて札内の居酒屋に入った。常連客ばかりで、決して居易い雰囲気ではなかった。けれども熱燗をぐずぐずとすすっているうちに、列車発車時刻寸前になってしまった。雪道を滑りながら走った。
 圭市が駅舎に駆け込むと、見慣れたキハ四○系気動車の、ライトグリーンのラインが窓越しに見えた。無人の改札を通り抜ける。一番ホームに停まっている車両のタラップに足をかけた。いつもと同じ順序だ。

 違うのは、乗り込む時間だった。普段は午後七時三七分発のに乗る。今日は、酒を呑んだせいで、午後九時五〇分発のになった。
 ロングシートに空いている席を見つけ、腰を落とした。まだ、十時前だ。帯広に着いたら、何処のバーで呑み直そうか、と酔った頭で考え始めた。キハ四○系がガクンと振動して動き始める。
 刹那、圭市はメガネの奥にある眼を見開いた。東に向かっている、幕別に行ってしまう。なぜだ。車窓越しに別のキハ四〇系が停っているのが、視界に入り、消えていった。

 二番ホームの車両に、酔った圭市は気付けなかったのだ。帯広に向かうのはその列車であることを、瞬時に理解したが、もう遅い。キハ四〇系は幕別駅に向けて、凍原を疾走している。
 もう、幕別駅に行くしかない。途中の稲士別駅に停まったところで、どうしようもない。ホームだけの駅だ。タクシーが待っているはずもなく、携帯電話も持っていない。やたら寒いだけの場所に降りてもどう仕様もないだろう。
 幕別駅で、気動車は停車した。うんざりした気分で、料金箱に二百円の回数券と十円玉を入れた。念のために折り返しの列車がないか、駅舎で確認する。もうその日に、幕別駅に停車する上り車両はなかった。

 客待ちのタクシーがいるのでは、という淡い希望は、冷え冷えとした駅前の景色の前に吹き飛ばされた。
(タクシー会社に電話するしかないか)
 冴子を呼ぼうか、と考えたものの、息子のひなたはまだ二歳。往復するとなると小一時間はかかる。夜中、一人にさせるのは現実的ではない。けれども、タクシー会社に電話するのは気が進まなかった。
(こんな時間に怪しいやつ、と思われる)
 燗酒のせいで朦朧としながらも、妙なことに気を回すのは、圭市の悪い癖なのかも知れない。気を遣うくらいなら、歩いて帰ったほうがマシだ、そう思った。

 札内の職場から帯広の自宅まで、圭市は歩けば五〇分足らずで着いてしまう。幕別本町から札内まで、同じ程度の距離だろうと、ほろ酔いの意識が判断させた。大変な見込み違いであることに、圭市は気付かされることになるのだが。
 池田で農業をしている伯父に、昔話を聞かされて驚いたことがあった。若い頃、帯広で遅くまで遊んで、列車が無くて歩いた、と。線路沿いに帰ってきたそうだ。
 父と二人、伯父の所に自転車で帯広から何時間もかけて、遊びに行ったときの話だ。小学五年生の圭市にとって、長距離サイクリングも大変な行動であったのだが、伯父はそれを大きく上回る偉業を成し遂げていた。驚いたが、がっしりとした農民の躰つきを見て、納得したのを憶えている。
(伯父に比べれば半分の距離だ、大したことは、ない)

 国道三八号の方向に向かって、歩き始める。暗く見慣れない街並みは、クリスマス前日午後十時だというのに、人影は見当たらなかった。国道に出ても、歩道が確保されていて、歩くことの障害にはならない。でも、今日は冬至。十勝郊外の冬の厳しさを圭市は知らなかった。人家の多い帯広近郊と熱を発するものが全くない大地では、寒さの質が全く異なっていた。
 ビジネススーツに黒カーフ皮のコート、マフラー、薄手のグローブといった装備では、氷点下十度前後の気温下で歩き回るには充分とは言えなかった。アンダーパンツもはいていないし、靴は、雪道用とはいえビジネスユースの革製だ。懸命に歩を進めても、足の裏から、大地の底知れぬ冷たさが伝わる。
 止若橋を渡り終えたばかりだというのに、手足の指先が変調をきたした。歩き始めた頃は冷たい、痛いという信号をピーピー送ってきていたが、今は押し黙り、ただの凍えた異物と化してしまっている。

 早足で歩くせいで、寒気が腿に噛みつく。歯形がつくたびに、皮膚は生気を失い、もはや冷たさも痛みも感じない。コートに覆われた足の付け根だけが、健気に動力を両の足に伝えている。靴は路面を踏みつけ、雪を生き物のように鳴かせる。
 それでも、鼻に載っているメタルフレームの眼鏡はまだ鳴いていない。ということは、真冬の早朝よりは、気温が低くないってことだと圭市は考えた。日差しが眼に眩しい午前七時過ぎ、戸外に出ると眼鏡が微かに音を立てる。金属が収縮して、プラスチックレンズを締め付ける音だと、信じている。

 相川の左に大きくカーブする所の信号機を越えるまでに、二度タクシーに追い抜かれた。明らかに空車だったので、圭市は手を上げた。しかし、二台とも停まってくれなかった。
(タクシーに乗る資格もないってさ)
 相川からは、ひたすら直線が続く。遠くに見える信号機の明かりが圭市の気持ちを萎えさせる。降るかのように、星がやけに大きく瞬いている。死兆星、という言葉が脳裏に浮かぶ。
 歩き始めて一時間以上経っている。千住橋手前の、信号機のあるT字路の車道を横切ろうとした。不用意に、右足踵を傾斜になっている部分に乗せてしまった。滑った。
 あっ、と言ったところで、どうにもならなかった。つっかい棒をはずされたように宙に浮いて、圭市は腰から凍った大地に叩き付けられる。息が止まった。
 この路面状況なら、足の裏全体で地面を捉えるのが、定石。普段なら、着実に実行していただろう。けれども、余りに長い道程に、先をあせった結果がこの転倒だ。

 圭市は道路に仰向けで、大の字のまま。痛みと酔いで、投げやりな気分になっていた。
(このまま眠ってしまえば、死ぬんだな)
 視界に満天の星があった。
「降ってくるみたいに、見えるな」
「雪みたいに落ちてくれれば、触れるのに」
 十二年前の千智との会話を想い出す。それは八千代牧場の展望台、真夏の時期だった。
 デートに使う夜景の探索に力を入れていた圭市に対して、千智は舌を噛みそうな名の星座まで、次ぎ次ぎと挙げることができた。折角教えてもらったが、ひとつも記憶に残っていない。圭市の弱い視力を回復させようと、看護士をしていた母に、強制的に星空や遠くの森を見せられたトラウマなのか、星座に興味を持てないせいだ。
 千智が星座の名前を挙げ続けたのは、会話を途切れさせるのはマズイ、との思惑があったのかも知れない。深夜に電話したり、デートをする間柄ではあったけれども、圭市は千智の手も握れなかった。千智の気持ちを量りかねていたし、気後れもあった。

 近づいてくるクルマの気配に、圭市はのろのろと起きあがり、何事も無かったかのように歩き出す。したたかに打ち付けた腰は、かなり痛む。誰に見られているわけでもないのに、さりげなく、コートについた雪を払った。
 心を寄せていた千智のことを、思いがけず記憶から呼び起こしてしまった。寒気に煌く星々を恨みながら、歩き続けるしかない。あと、三十分も歩けば、札内だろう。そこまで行けば、タクシー会社があったはずだ。
 札幌にある短大の英文科卒で、広告代理店勤務だというのに、千智はやたら星の話に詳しかった。英語とスキーで、全く千智に適わなかった圭市はそこでも圧倒された。

 圭市は学生時代から、進学塾で中学生相手に英語を教えていて、そのまま就職してしまった。高校時代に赤点を取った教科を教えることに、最初抵抗があった。でも雇う側が決めたことだし、自分がわからない理由を考えながら授業を進めたのが効を奏したのか、生徒の評判は悪くなかった。
 とはいうものの、会話はおろかヒアリングですら散々であって、中学時代から英会話教室に通っていた千智の英語能力には遠く及ばなかった。
 サホロに滑りに行った時も、白いウェアでコブ斜面をスイスイ滑り降りる千智の後ろを恐る恐るついていったものだ。確かにスキーを始めて三シーズン目では無理もなかったのだけれど。

 展望台は、野球のマウンド程度の面積しかなかった。お陰で三六○度のパノラマ状態で、天界と下界を見渡すことができた。
「北斗七星は大熊座の一部なの。腰から尻尾の部分になるのね。……大熊座の大熊って母熊なのよ」
「へえー、メス熊とは知らなかったね。じゃあ、小熊もいるの?」
「当たり。小熊座ってのもあって、その一部が北極星なのよ」
「そうなんだ。よく、知ってるなあ」
「子供の頃から好きだったのよ、星が。北斗の斗って、ひしゃくのことなのね。斗酒なお辞せず、と関係あるのかしらね」
 千智は酒にも強かった。圭市はすぐ飲み過ぎて、ベロベロになってしまう。
「北斗七星だけは、わかるんだよね。あと、北極星と」それだけは、すぐ見つけることができた。
「それしか知らないの!」あきれ顔をしている。千智にしては珍しい表情。
「ポラリス(北極星)が判るなら、憶えておいて。小熊座もひしゃくの形してるのよ」

 いい、あそこよ、あのかたちと言いながら千智は圭市の右手に寄り添い指で宙をなぞった。膝を少し折り曲げ、千智の指先を追う。
 遥か彼方、小熊座の柄杓のことより、三センチ横、ソバージュの黒髪から漂う芳香にクラクラしていた。皮膚から発散される熱気に決断を迫られた。
(今なら、キスできるかも)
 展望台は狭い場所にあり、徒歩で向かうにはあまりに遠く、クルマで近づくには道が判りにくい。だから、滅多に人が訪れないのを知っていた。圧倒的に開放された空間なのに、密室に二人きりでいるのと同じだった。
(こんなチャンスはない!)
 視線の先に小熊座はあるはずだが、意識は千智の感情を読むことに集中していた。抱きしめたかった。気持ちを伝えたかった。
 でも臆病なもうひとりの圭市が囁く。
(今で充分だよ。冒険して、気不味い関係になりたくない)
(一歩踏み出せば、変われるんだ)
(千智が、キスを待っているって確信は持てないだろう)
 頭に血が上るほど逡巡した挙句が、千智の口唇の感触を知ることなしに、小熊のひしゃく、だけが意気地なしの圭市に残された。

「私が教えたってこと、忘れないでね」
 長い長い瞬間だった。深い、深い、溜息が洩れた。
「それでね、ギリシャ神話なんだけど、ほら全能の神ゼウスっているじゃない」
「・・・・・・ああ、女好きだった」
「そう、圭市君に似てる」顔が笑ってない。
「ハハ、とんでもない。ボクは不肖の弟子さ」
「でね、妖精に手を付けちゃって、男の子が生まれたの。それが奥さんにバレちゃって」
「全能の神でも、誤魔化せないんだね」
「フフ。奥さんも神様だから、妖精を熊にしちゃった」なんだか嬉しそうだ。
「なんで熊なんだろ」
「熊が嫌いだったんじゃない。で、凄い話なのよ。男の子が青年になってね、弓を引こうとした獲物が、なんと熊。自分の母親だって気が付かないわけ」千智がホメロスに見えた。
「うわ、残酷。酷いよね、ギリシャ神話とかグリム童話とか」
「そうよねえ。で、ゼウスがさすがにビックリして、二人とも星座にしちゃったんだって」
「なるほど」

 話が一段落着いた。圭市は千智の計略にすっかりはまったのか、それこそ、手も足も出なかった。毒気を抜かれてしまったのだ。すぐ近くに停めてある、買ったばかりのフォルクスワーゲンに戻ろうと声を掛けた。千智はそれが聞こえなかったかのように言った。
「親以外に初めて言うんだけど。私、アメリカ行くことが決まったの」
 それきりで、千智はカリフォルニアの大学に旅立ってしまった。まさに高嶺の花になって、圭市は追うのをあきらめた。
(格が違いすぎるよ、千智は)

 当時はEメールが一般的ではなく、国際電話はとんでもなく高く、手紙を書くにはお互い忙しすぎて、遣り取りはやがて無くなった。 人伝にニューヨークの金融機関で仕事をしている、と聞いていた。そしてあの、忌まわしき二〇〇一年九月一一日を迎えてしまう。ツインタワーの崩壊と共に、千智はこの世から逝ってしまった。三ヶ月前のことだ。

 千住の国道が広くなる箇所まで、辿りつく。道路照明が道を白く浮き上がらせる。札内の街明かりが近づいてきた。
 あんなに輝いていた千智。残念だったろうな、と思った。それに引き換え、圭市は月謝を賭け事に遣い込んだのが露見して、人事部に呼び出されている。
(屑だな、ボクは。楽になりたいよ)
 四十になるまで、あと三年。不惑というが、さ迷ってばかりいる。いい加減大人にならなくては。面子が立たない、冴子にも、ひなたにも。でも、限界か。
(ボクが生きる理由はなんだ)

 八千代牧場からの帰り道、千智は足りないものを補うように星の話を続けていた。カーステレオは、戦場のメリークリスマスのテーマを流していた。
「母熊は、小熊が気掛かりなのね。いつも大熊座は小熊座の周りを回っているの」
「親の心、子知らずってね」
「そうねえ、ほんと、そう」小さく溜息をついたのが聞こえた。
 それは、母親に対して漏らした言葉なのか、父親なのか。それとも、他の誰か。
「結局、守るものがあると強くなるのじゃないかしら。良くも、悪くも。自分が大切な人もいるし、家族や友人や恋人・・・・・・」
(わかったよ、千智。死んだくせに、もう説教はよせよ。成仏できないぞ)

 家族のために、生きたい。誇れる夫でもないし、父でもない。それでも、生きていれば変われる。愛し続けたいし、愛されたい。
 東白人橋が、千住川に飛び込んだって死ねないぜ、と言う。人家が近くに見えてきて、寒気が緩んでいることに気付く。
 白人公園の交差点にタクシー会社があった。会社の看板に北斗と書かれていた。千智と、もう少し会話を続けたくて、圭市は家まで歩き続けることにした。






コメント(18件)

10-06 04:33
市川 秀一
 猫’mama!さま、bonnhahaさま、お待たせいたしました。お二人のためにアップいたしました。

 この作品は本年4月2日、十勝毎日新聞”郷土作家アンソロジー”にて掲載されたものです。今までコチラにアップした作品群では、「アイ・エム」と「AJIが来た」の中間でしょうかね。

 後半の下り、千智(ちさと)がツインタワーで死んでしまうエピソードは総じて不評でしたがいかがでしょうか。思いついたら、嬉しくなって書かずにはいられないんだよなー。
_______
10-06 10:11
bonnhaha
ありがとうございます。
勝毎とっていても、読んでないのですね。
というか、忘れているのかも。
推理小説、3回は楽しめる人間ですから。

ツインタワーでなくても良かったかも・・ですね。
なんか、あまりにリアルすぎるからかな。
でも、どうだろう・・。
遠くで亡くなった人を思う時、私は「遠くてよくわからない」ほうが、懐かしさを感じます。

バス停乗り越したり、線を間違えたりして、500mぐらいか、と思ったら1キロ以上歩く羽目には、昔よくなりました。中途半端で、タクシーも止めらず、たかが1キロでも、なんか、とぼとぼ・・。
そのぐらいの時間では、何も考えずに歩く行為だけですものね。せいぜい、夕飯の献立を考えるぐらいかな。

厳寒のなか、幕別~札内間歩くなんて、どうなることかと心配で読み続けました。
寒さを感じながら、でも☆の話では、寒さを忘れて。

で・・
「ふ~ん。まあまあね」と、いうのが、私の「読書感想文」です。ごめんね~。
どうも、長文は苦手で・・
_______
10-06 23:24
みっき-
何故か・・・乗り間違えるところで
頭に浮かんだ絵は昔の帯広駅でした(笑)
なんでだろう~・??
_______
10-07 02:55
市川 秀一
 長文、という時点で読んでくださる方は極めて少数のようです。あしあと、の経過を注視していましたので、よくわかりました。悲しい実態です。そんな評判悪くない作品だったのですが。

>bonnhaha さま
 押し付けがましくて、申し訳ありません。ココロの拠りどころだったものですから。時間をかけて読んでいただいたこと、良く存じております。ありがとうございました。

 列車を間違えて乗ったのは実体験です。帯広まで歩いて帰ってきたのもそう。2時間半かかりました。

>みっきー さま
 広尾線をご利用された経験は?廃止されてから、もう何年になるんでしょう。先日帯広駅地下で、10分マッサージやってもらいました。1,050円。若い女性に施術されるっていうのは、いい!! セクハラ発言でございました。

 三つもアップして、415アクセス。焼きが回ってるとしか表現できません。予定数より185も足りない。控え目にしたつもりだったのに。

 問題は明日以降。
_______
10-07 09:10
ソレイユ
勝毎にに掲載されていたんですね。気がつきませんでした。
紙媒体のほうがWeb上より行間のイメージを捉えやすいように感じますね。慣れていないせいでしょうか・・・
凍てつく夜歩いている時、そして亡き千智と会話しながら家路に向かう圭市自信の心情と、「千智」への回想に若干の色彩の違いを感じました。(・・うまく感想を表現できない・・勉強しま~す)
縦書きで読みたいな~
_______
10-07 09:46
市川 秀一
>ソレイユ さま
 あなたは鋭い。よくお読みいただいて、感激です。コメントにお気に入り付けたいですね。

 この創作、実はかなり無理がありましてね。列車に乗り間違った部分は本来、コントとしてネタにすべき部分でありました。ところがですね、急遽アンソロジー応募作にすることに。

 塾講師で使い込んだとかいうのは、完璧後付。当初コミカルで書いていたのをシリアスに戻すために、思いついたエピソードなんです。

 千智とのこともそう。ひっくり返って星が見えたら、何考えるか、から思いついた話。星座についてウィキしてるうちにこぐま座の存在を知ってしまったんで、これはいける、と。

 安易ですよね~。本来は幕別→帯広の冬の風景で書ききるべきだったのですが、力足りないというか、思いついたら書いちゃいたい、という性(さが)のせいですね。

 違和感があるとすれば、そこらへんが理由かと。でもね、千智とのエピソードとか会話の部分大好きなんです、ワタシ。

 明日の「経営相談端野萬造」は縦書きで是非。この作品は終わりを見据えて書きましたんで、本作のような違和感はないでしょう。
_______
10-07 10:32
ソレイユ
↑×圭市自信・・訂正  ○圭市自身
すいません。
_______
10-07 10:39
ソレイユ
間違いに焦ったらまた間違っちゃった
すみませんです。
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10-07 11:32
市川 秀一
>ソレイユ さま
 圭市という名前も当初圭一でございました。変更に余り意味はございません。コメントアップしていただき恐縮でございます。

 それとですね、創作の場合、アップさせる画像探すの結構大変でしてね。「AJIが来た」の時はホント苦労しました。一番気に入っているのは、「アイ・エム」のパソコン。

http://www.mytokachi.jp/mt.php?id=kabamaru_7&blog_code=50

 今回のは最初、小熊座の画像を冒頭にあげようかと準備したのですが、最初からネタバラしちゃ駄目でしょうと。結構細かく苦労してんですがねぇ。誰も突っ込んでくれませんねぇ。
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10-08 06:10
市川 秀一
 昨日154アクセス。予定に46足らず。前日分と合わせ、211も予定数に達してない。今日の見通しは100アクセスだけれども、さてどうなりますやら。
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10-08 13:14
市川 秀一
 現在67(←少ねぇ)アクセスで緊急アップ。
_______
10-09 19:49
千絵蔵[URL] @unknown
こちらにもやってまいりました。

勝毎日曜日に掲載されている小説?の類なのですか?
作者名は忘れてしまいましたが、確か一中の先生でいらしたかたのが好きで読んでましたねえ。(ええと、
もう20年近く前になりますか)
ただ若かった私にはやたら情景が暗くてうら寂しさを感じていたりしました。

ところでこちらの小説も読みました。
まず難を申せば、「キハ何とか?」という鉄道好きの人の言葉で気持ちが「これなに?どういったもの?」と飛んでしまいます。
また、ラストの親の気持ちや子供に対する気もちなどにもっと焦点があたると小熊のひしゃくというタイトルが冴えるのではないでしょうか?なんて思います。

それでも圭市さんと千智(ちさと)さんのラブストーリはこれで一本になりそうなほど面白いと思いますし、ツインタワーの話もリアルなので迫ってくるものがあって、他の作品も読みたいな~と思いました。

・・・実はさっきKID読んで、面白いなと思いました。
私も不妊症ではないものの、周囲の雑音に悩まされてきたクチでしたから。(^з^)
お話中のその部分のこだわっている女性が別の分野にエネルギーを使う、という生きることのズレ、目的のすり替わりみたいな部分が面白いなと思います。
_______
10-10 06:58
市川 秀一
>千絵蔵 さま
 さま、つけられるのお嫌いかも知れませんが、特別扱いもできませんでねぇ。ご容赦くださいまし。ご訪問感謝致します。

 確かにアンソロジーに掲載されている作品は暗いのが多いですね。中学生にはツライものが多いでしょうな。でも、セカチューとかは、ワタシには書けないし、読めない。

 一中時代でしたら、春山先生かしら鈴木先生かしら、それとも五嶋先生? 皆様は審査員であり、招待作家の面々。

 キハ四○系はですね、列車という言葉を繰り返したくなくてですね、ウィキで確認して書いたんです。そうか、気持ちが飛びましたか、それは拙い。今後注意いたします、オタ向きの作品ではないので。

 また、ラストに対するご指摘も誠にごもっともでございましてね。ワタシの作品、総じてラストが弱いんです。いや、全編か。

 その理由をつらつら思うに、ああ、もう少しで書き終える、という安堵感と早く終わってしまいたいという焦燥感がなす業なんでしょう。取組姿勢が甘い、ということ。人生に対する姿勢そのものでございますね。
_______
10-10 07:03
市川 秀一
 K・I・Dもお読みいただけましたか。本編よりもコメントの祭りのほうが盛り上がっていましたね。今現在はワタシ不在の状態でhttp://www.mytokachi.jp/mt.php?id=kabamaru_7&blog_code=81が盛り上がっておりますが。

 今後も皆様に喜んでいただける作品作りに邁進いたします。辛淑玉「せっちゃんのごちそう」を読んでいる最中ですが、次の作品のネタになりそうです。そう思って購入したのですが。
_______
10-10 14:07
千絵蔵[URL] @unknown
えっ?
別にセカチュー(もどき)を書けとは言っておりませんが?これはこれで面白いと思っています。

セカチューのほうが特別な話だと思います。病気自体があまり一般的ではなく、つまりはそこですでに高下駄はいて作品エネルギーが高いんですもの。
あれが喘息だったら、ちょっとずっこけるでしょう?(とはいえ喘息も死に至る病なのですが)

それから春山さんかな?
確か昔好んで読んでたお方は。
最後になりましたが、迷惑かもしれませんがたまに覗きにきます。←先に言うことだよ・・・(´▽`)
どうぞ宜しくお願いいたします。
_______
10-10 14:25
市川 秀一
>千絵蔵 さま
 セカチューはですね、最近多い人気はあるけど、読む気になれない作品の代表として申し上げたまで。ワタシ、駄目なんですよねぇー。字面見た瞬間もう、駄目。

 でも、ああいったものが売れる時代なんですね。ワタシ思うに、村上春樹は後世に残る。でもセカチューはね。小室哲也の凋落振りと共通かしら。

 春山先生には、20年近く前の市民文芸入選時からお目に掛けていただいております。一昨年から創作を復活させたのですが、憶えていてくださいましてね。

 半年以内に「経営相談端野萬蔵」をアップさせる予定におります。アンソロジー落選記念として、落選作と同時掲載になるかも知れませんね。
_______
10-10 22:33
千絵蔵[URL] @unknown
あ、そうでしたか・・・。<セカチュー

映画化されたので内容は知っていますが、読んではいないんです。
同じく読む気にならなかった・・・。
ピカチュー?と間違ったくらいだし、、、ハジメテキイタトキ。

ところで、私のところでは勝毎は当たり前だけどありません!
だって埼玉だから。←これがダサいの始まりだとか。

どうやったら読めるんだろう?
小説だけの発刊とかあるんですか?
まさか小説のある日のだけ買います~は出来ませんよね・・・。
ネットには掲載されないのかしら。
_______
10-11 06:15
市川 秀一
>千恵蔵 さま
 だって埼玉→ダサイタマ→ダサイ、でございますか。ふうむ。国分寺と立川の中間だから国立(クニタチ)ほどの衝撃はございませんが、なるほどですわね。

 勝毎としてはウェブ上での公開はしておりません。今年アンソロジー集が発刊されましたが、ワタシのはAJIが来た、のみ掲載。これはワタシのブログで読めますし。

 他の方のはねぇ。勝毎から本人に連絡とるか、勝毎の縮尺版購入するか、でしょうね。しつこいですが、ワタシのは必ずアップさせます。そのうち、タウン誌で連載していた作品も公開いたしましょう。

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